営業の教科書 > 第7章
CHAPTER 7

継続の科学

やめないための設計が、才能に勝つ

第7章 / 全7章読了の目安 約5分
この章でわかること
  • 営業の失敗の大半が、実は何なのか
  • 最初の7日間が決定的な理由
  • 途切れてしまった日にどうするか
90% ↔ 20%
ある学習アプリの分析です。7日間続いた利用者の30日後の継続率が90%、続かなかった利用者は20%でした

営業の失敗の大半は、やめること

フォーム営業で成果が出ない理由を分解していくと、文面やターゲットの問題より手前に、もっと単純な理由が見つかります。

途中でやめてしまうことです。

反応率1%の世界では、100件送って反応ゼロの日が普通にあります。ここで効果が無いと判断してやめれば、その時点で成果はゼロで確定します。

1,500件送って反応が5件から15件。これが現実の出発点だと知っていれば、最初の100件で判断しないはずです。

この章の結論

継続は根性の問題ではありません。設計の問題です。

チェックが連続で並んだカレンダー。営業の継続を記録している状態
続けた記録そのものが、次の日に手を動かす理由になります。

原則1 進捗を見えるようにする

人はゴールに近づいていることが見えると、行動が加速します。逆に、進んでいるのかどうか分からない努力は続きません。

  1. 今日何件送ったか、累計で何件になったかを、毎日見える場所に置く
  2. 数字は嘘なく数える。かさ増しした数字は、自分への信頼を壊します

原則2 最初の7日間を、最優先で守る

習慣について調べた実測のデータでは、始めてから7日間続いた人は、その後も続く確率が大きく上がることが示されています。ある学習アプリの分析では、7日間続いた利用者の30日後の継続率は90%でした。続かなかった利用者は20%です。

  1. 最初の1週間は、量より毎日やることを優先する
  2. 1日の量は、無理なく続けられる水準に設定する。初日に張り切って翌日やめるのが最悪です

原則3 積み上げを、資産として残す

人は、自分で作り上げたもの、積み上げたものを手放したくないと感じます。この性質は、続けるときの強い味方になります。

送信の実績も、作り上げたリストも、消えない資産として貯まっていきます。連続何日という記録は、それ自体が守りたいものになります。

原則4 途切れた日に、自分を責めない

続けていれば、一度は必ず途切れます。大事なのはその後です。

俺の考え

三日坊主だった、と全部を否定してやめてしまうのが一番もったいないです。

今日から再開すればいい。それだけです。累計の数字は、休んだ日があっても減りません。

俺も毎日できているわけじゃないです。ただ、止まった日があっても、積み上げてきたものは残っている。そう思えるかどうかで、次の日に手が動くかが変わります。

実践チェックリスト
  • 毎日の実行が、1タップ程度まで簡単になっているか
  • 進捗が毎日見えるか。今日・今月・累計
  • 途切れた翌日に、再開しやすい仕組みがあるか
LeadQUESTでの実践

ホームの今日の種まきは、毎日の実行を1タップにするための仕組みです。連続日数は、送った日なら土日も数えます。送らなかった土日は連続を切りません。カレンダーには毎日の積み上げが残ります。累計の種まき数は、消えない資産として表示され続けます。

この章のまとめ
  1. 継続は根性の問題ではなく、設計の問題
  2. 進捗を、毎日見える場所に置く
  3. 累計の数字は、休んだ日があっても減らない

最後に

ここまで7章、読んでいただいてありがとうございます。

この教科書に書いたことは、どれも特別な才能を必要としません。誰に送るかを決める。送れるリストを持つ。相手の話から書く。一言の返信をもらって、すぐ折り返す。それを毎日続ける。それだけです。

ただ、それだけのことが続かないんですよね。俺も27年やってきて、ずっとそこで困ってきました。手が足りない。気合いでは埋まらない。

だから仕組みにしました。人がやる意味のあるところは人がやって、そうでないところは機械に渡す。誰に売るかを決めるのと、最後に会って話すのは、これからもずっと人の仕事です。

この教科書が、あなたの明日の一件につながれば嬉しいです。