新規開拓は何から始めるか|紹介の次の段を飛ばしていないか

新規開拓ができないまま1年が経つ理由と倒産の80%が販売不振だったことを書いた記事のサムネイル

どうも〜さとあつです😄

今日はちょっと、声を大にして言いたいことがあります。

いつもは数字を並べて、こういう見方もありますね、みたいに書いています。今日はそれをやりません。

・・・

新規開拓が止まっている会社に、どうしても言いたいことがあるからです。

先月と同じ営業しかしていないなら、それは止まっている

紹介でなんとか回っている。既存のお客さんが何社かいて、そこからの売上でとりあえず今月も終わる。

新規は、ほしい。ほしいけど、何をすればいいか分からない。

で、営業代行の資料を見る。フォーム営業のツールも見る。そして、こう思う。

それ、うまくいくんですか。

分かります。俺も聞かれます。毎週聞かれます。

ただ、その質問をしている間に月が変わっていきます。先月と同じ活動しかしていない月が、もう1つ積み上がります。

営業代行でも、テレアポでも、メール営業でも、フォーム営業でも何でもいい。
いまこの瞬間に先月と同じ活動しかしていないなら、さっさと1か月試すべきです。

これが今日いちばん言いたいことです。先に書いておきます。

新規開拓が紹介だけの会社は、6割あった

これ、俺の周りだけの話じゃないです。ちゃんと調査がありました。

2025年10月に、従業員300名以下のBtoB中小企業の営業管理職300人に聞いた調査です。新規開拓で何をやっているか、という質問への答えがこれでした。

60.7%
紹介をやっている
52.0%
紹介がいちばん成果が出た
12%以下
紹介以外の手法の成果率

紹介がぶっちぎりです。他の手法は全部12%以下でした。

で、ここで勘違いしてほしくないんですけど、紹介が悪いなんて1ミリも思っていません。いちばん成約率が高くて、いちばん気持ちのいい入り口です。俺だって紹介はうれしいです。

問題は1つだけです。

紹介は、自分の意思で増やせない。

今月は3件きた。来月は0件かもしれない。こっちで蛇口をひねれないんですよ。ひねれないものだけで会社の売上を支えている状態を、経営と呼んでいいのかというと、ちょっと苦しいです。

紹介が強い会社ほど、数字を測っていなかった

同じ調査に、もっと引っかかる数字がありました。

調べたこと全体紹介が主力の会社
新規開拓の評価指標を決めていない39.0%59.0%
営業がほぼ手作業42.0%61.5%

同じ調査から。紹介を主力にしている会社ほど、測っていないし、手も動かしている。

紹介が主力の会社の6割が、新規開拓の指標を決めていません。

あと、すぐ商談にならなかった見込み客への追いかけ。これを続けているかという質問には、40.7%が特に何もしていないと答えていました。

これ、責める話じゃないです。紹介は測らなくても入ってくるので、測る必要が無かっただけです。

ただ、測っていないとどの手法が自社に合うかを判断できません。決め手が無いから試せない。試さないから測るものが増えない。ぐるぐる回ります。

新規開拓の手法を試さずに通り過ぎている状態をあらわしたイラスト
↑ 扉は並んでいる。開けていないだけ。

倒産の理由の8割は、販売不振だった

ここで、俺がずっと7割だと思っていた数字の話をします。

会社が潰れる原因のうち、販売不振が7割くらい。そう覚えていました。

調べ直したら、違いました。

80.2%
倒産原因に占める販売不振
4,278
2026年上半期の販売不振倒産
3年連続
8割を超えた年数

帝国データバンクの2026年上半期の集計です。7割どころか8割でした。しかも3年続けて8割を超えています。

販売不振って、言い方をやわらかくしているだけで、中身は売れなかったです。もっと言えば集客不足です。

資金繰りでも、人手不足でも、社長の能力でもない。新しいお客さんが入ってこなくなったから終わった会社が、8割。

俺も一度会社を潰していますので、これは他人事として書けないです。あのとき何が起きていたかというと、まさにこれでした。特需が終わりました。新規が入ってこなくなりました。既存だけになって、終わりました。

新規営業には、飛ばしてはいけない段がある

ここからが今日の本題です。

27年やってきて、会社の新規営業ってだいたい3つの段に分かれるな、と思っています。

やることお金再現性
1段目紹介・人脈・交流会・リファラル安い低い
2段目フォーム営業・テレアポ・DMを小さく試すほどほどこれから探す
3段目ハウスリスト活用・Webマーケ・本格的な営業施策高い高い

1段目は安いです。お金はほとんどかかりません。ただ、さっき書いたとおり自分でひねれない蛇口なので、再現性が低いです。

3段目は逆です。同じことをやれば同じくらい返ってきます。ただ高い。人も時間も要ります。

で、2段目です。ここが何をする段かというと、これです。

2段目は、成果を出す段ではない。自社の勝ちパターンを見つける段。

フォーム営業でもテレアポでもDMでも何でもいいので、小さく試して比べる。どの業種に効くのか。どの文面が返ってくるのか。どのくらいの単価の会社が話を聞いてくれるのか。

それを見つけるための段です。

1段目から、いきなり3段目に飛んでいないか

で、ここが今日いちばん言いたかったところです。

紹介だけで回らなくなった会社が、次に何をするか。

・・・

いきなり3段目に行きます。

Web広告を出す。ホームページを作り直す。MAツールを入れる。展示会に出る。どれも悪い手じゃないです。ただ、全部それなりのお金がかかります。

もう1つよくあるのが、これです。

何をやれば成功しますか。

最初から正解を聞こうとする。この気持ちはめちゃくちゃ分かります。外すのが怖いので。

ただ、3段目って勝ちパターンが分かっている前提の投資なんですよ。誰に何を言えば返ってくるかが見えているから、それを大きくするためにお金を積む。順番としてはそうなります。

そこが見えていないまま3段目にお金を入れると、うまくいかなかったときに何が悪かったのかも分からないです。相手が違ったのか。言い方が違ったのか。そもそも時期なのか。切り分けができません。

そこそこの金額を使います。それで、やっぱりうちには合わなかったという話になります。そして、また1段目に戻ります。

2段目を飛ばしたからです。

新規開拓の3段のうち2段目を飛ばすと上に登れないことをあらわしたイラスト
↑ 1段目と3段目はある。真ん中が抜けている。

うまくいくんですか、には言い切れません

で、最初の質問に戻ります。

それ、うまくいくんですか。

正直に書きます。すべての会社で効果が出ますとは、俺は言い切れません。

言えるのは、フォーム営業の確率から見た予測だけです。何社に送ったら何件返ってきて、そのうち何件が商談になるか。この計算は前に書きましたし、営業は数学なので、ここは自信があります。

ただ、予測は予測です。

試さなければ、効果があるかどうかは永遠に分からない。

そして、これはうちの商品に限った話じゃないです。営業代行でもテレアポでもメール営業でも、全部同じです。

全社共通で成果が出る営業手法は、存在しません

ここも正直に書いておきます。

どの会社でもうまくいく営業手法なんて、無いです。同じ手法の中でも、会社ごとに成功のやり方が違います。

単価が違う。商圏が違う。決裁者の顔ぶれが違う。だから同じフォーム営業でも、送る先も文面も回し方も、その会社の形に合わせないと動きません。

ということは、やることは1つです。

新しい手法にチャレンジして、やり方を何回も変えて、うまくいく形を探す。つまり2段目です。

そして本当に成果が出なければ、そのときはこのチャネルはうちに合わないと言い切れます。これ、負けじゃないです。1つ確定したという意味では、けっこう大きい収穫です。

2段目で手に入るのは、成果ではなく数字です

ここ、誤解されやすいので書いておきます。

1か月試して成果が出たら最高です。でも2段目の本当の狙いはそこじゃないです。手に入るのは自社の数字です。

  • 何件にアプローチできたか
  • そのうち何件が本当に相手に届いたか
  • 何件から返事が来たか

この3つが出た瞬間に、2か月目に何を変えればいいかが決まります。逆に言うと、この3つが無いうちは何も変えようがないです。

そして変えるところは、だいたい決まっています。送る相手のリスト。送る文面。送る先の業種と規模。この3つです。

どれくらい動くのかというと、うちの実測ではこうでした。

変えたところ実測で動いた幅
リスト送信成功率が16%から74%まで振れた
文面同じリストで18ポイント差がついた
リストのURLの種類届く率が24倍ちがった

同じ道具・同じ会社での比較。数え方はこの記事に書きました

全部、道具の性能ではなくやり方の話です。だから1か月目の数字は成績表じゃないです。2か月目の設計図です。

ここを飛ばして、いきなり成果だけを見て合う合わないを決めてしまうのが、いちばんもったいないと思っています。

試さずに探し続けると、1年が経ちます

逆に、試さずに探し続けたらどうなるか。

資料を集める。比較サイトを見る。知り合いに聞く。うまくいくんですか、と聞いて回る。

・・・

見つかりません。絶対に見つかりません。

探しているのは実績じゃなくて安心なので、どれだけ集めても足りないんですよ。そして気づいたら1年経っています。紹介の件数は相変わらず読めないままで、去年と同じ月が12回積み上がっただけです。

1年は長いです。試すのは1か月です。

だから、まず3か月やってみませんか

手前味噌ですけど、うちのLeadQUESTは、この2段目に置いている道具です。3段目に行く前に、勝ちパターンを小さく探すためのものです。

成績のほうも、今のところ悪くないです。

開始2か月でアポが12件取れた会社がありました。使うアカウントを3つ増やしてくれた会社もあります。9月に入ってすぐ、また1つ追加してくれた会社もありました。

アカウントを増やすのって、使っていない会社はまずやらないので、こっちとしてはいちばん安心する反応です。

ただ、これは出ている会社の話です。全部がこうなるとは、やっぱり言えません。

今なら月22,000円で試せます。10月31日までに始めた会社は、その後もずっとこの金額のままです。無料のプランもあるので、そこから触ってもらっても構いません。

1か月で数字が動くこともあります。ただ、リストと文面を変えながら形を探すことを考えると、3か月は見てほしいというのが本音です。

あと、これは言っておきたいんですけど。

俺、こう見えてけっこう伴走します。連絡はいつでも大丈夫です。

道具だけ渡して終わりにしたくないです。誰に送らないかを決めるところは機械に任せられないので、そこは一緒に考えたいんですよ。というか、そこが決まらないと道具が動きません。

倒産の8割に対する、俺の答え

会社が潰れる理由の8割が販売不振です。集客が足りなくて終わる。

それに対して俺が出せる答えは、大した話じゃないです。

3段目に飛ぶ前に、2段目をやる。1つでいいから新しいチャネルを1か月動かしてみる。動かした結果を測る。合わなければ捨てて、次を試す。

それだけです。派手さは1ミリも無いです。

でも、8割がそこで終わっているなら、そこを動かすしかないと思うんですよ。俺が潰したときも、動かせたはずのものを動かさないまま数字だけ見ていました。

いま新規が紹介だけの人は、来月なにか1つ増やしてみてください。うちじゃなくていいです。何件から試すべきかだけ先に決めて、あとは動かしてみるのがいいと思います。

それで合わなかったら、また一緒に考えましょう😄

ではまた!!

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