AIに丸投げするなは半分正しい|丸投げするほど自分の仕事は増える

AIに丸投げするなと言われるが、丸投げするほど自分の仕事は増えるという話の記事のサムネイル

どうも〜さとあつです😄

この前、AIの使い方がうまくなる習慣トップ10、みたいな動画を見ました。

便利な技が10個も紹介されてて、どれもよく出来てるんですよ。スマホからパソコンを動かすとか、チャットにAIを住まわせて勝手に働かせるとか。

で、見ながら自分に当てはめてみたんです。

結果がこれでした。

10
紹介されていた習慣
1
俺がやっていたもの
9
やっていないもの

1個です。

チャットにAIを住まわせるのもやってない。予定をスクショで入れるのもやってない。

・・・

でも、仕事は毎日AIで回ってます。

むしろAIがいないと仕事になりません。会社のサイトも営業のツールも、動画もこの記事も、ほとんどAIと組んで作ってます。

便利技を9個やってないのに、なんで回ってるんだろう。そこを考えてたら、もっと根っこの話に行き着きました。

世の中は、AIに丸投げするなで固まってる

まず調べて驚いたんですけど。

AI 丸投げ、で検索すると出てくる記事がほぼ全部おなじことを言ってます

AIに丸投げしてはいけない

理由もだいたい揃ってます。

  1. 自分で考えなくなって、思考力が落ちる
  2. たまたま良いものが出ても、再現できない
  3. 倫理の判断など、任せてはいけない仕事がある
  4. AIは面倒な裏取りを避けて、それっぽく埋めてくる

どれも間違ってないです。特に4番目は、前に書いたとおり本当にそうなります。

ただ、俺は困りました。

俺、丸投げしてるので。

正直に書くと、ほとんど丸投げしてます

誤解を避けるために先に書いておきます。

俺がやってるのは、世の中で言われてる丸投げそのものです。細かいやり方は指示してません。頼んで、出てきたものを見る。それだけ。

じゃあ思考力が落ちたのか。

これが自分でも意外だったんですけど、落ちてないです。というより、考える量はむしろ増えました。

なんでだろうと考えて、答えが出ました。

今日いちばん書きたいこと 丸投げすると、自分の仕事が減るわけじゃないです。
仕事の中身が入れ替わるだけ。作る仕事が消えて、代わりに疑う仕事が来ます。

丸投げするから、疑う工程が要る

ここが分かれ目だと思ってます。

自分で全部作るなら、疑う必要はないんですよ。自分で調べて自分で書いたものなので、どこが怪しいか自分で分かってます。

でも丸投げすると、自分が通っていない道を通ってきたものが出てきます。

だから疑う工程が新しく生まれる。これは丸投げしなければ存在しない仕事です。

俺の手順はこの3つです。

  1. まずAIに答えを出させる
  2. その答えを、別人格を立てて敵対的な視点で検証させる
  3. ん、と引っかかったときは本当か、と聞き直す

1つ目は誰でもやってます。効くのは2つ目と3つ目です。

特に2つ目。同じAIに見直させても、あんまり直らないんですよ。前にサーバーの穴が出たときもそうでした。大丈夫ですと言われた後に、別の立場から検証させたら重大な問題が出てきた。

AIが出した答えを別のAIが敵対的に検証している様子。丸投げと検証はセットになる
↑ 出させた分だけ、確かめる仕事が返ってくる。

丸投げするなは、半分正しい

ここまで書いて思ったんですけど。

世の中の丸投げするな論、たぶん言葉が1つに混ざってます

丸投げの中身渡していいのか
作業を渡す渡していい。調べる、書く、作る、直す。ここは全部任せられる
判断を渡す渡したらだめ。これでいいと決めるのは最後まで自分の仕事

丸投げするなと言ってる記事が心配してるのは、たぶん下です。出てきたものをそのまま使って、確かめずに世に出す。それは危ない。俺もそう思います。

でも上まで一緒に禁止すると、AIを使う意味がほとんど無くなるんですよ。

2つめの答え 丸投げしていいのは作業
渡してはいけないのは判断。ここを分けないまま丸投げするなと言うと、話が噛み合わなくなります。

じゃあ、便利技を9個やってないのはなぜか

最初の話に戻ります。

紹介されてた10個、どれも良い技です。試したら便利だと思います。

それでも増やしてないのは、道具を増やすと管理するものが増えるからです。

連携の設定、権限の見直し、動かなくなったときの調べもの。道具が10個あれば、10個ぶんの面倒がついてきます。

俺は非エンジニアなので、そこで詰まったら止まるんですよ。だから増やさない。

代わりに何をしてるかというと、渡すものを整えてます

俺が先に渡してるもの

これも3つです。

  1. 場所。仕事のファイルが全部そろっていて、AIが自分で探して読める状態にしてある
  2. ルール。やっていいこと、だめなこと、うちの言い回し。文章のルールまで書いてある
  3. 記憶。前に決めたことが残っていて、次に始めるとき最初から説明しなくていい

この3つを渡してあると、頼み方が雑でも成立します。

逆にここが空っぽだと、どれだけ丁寧に書いても足りません。相手はうちの会社を何も知らない状態なので。

・・・

で、面白いことに気づきました。

あの動画も最後に同じことを言ってたんですよ。勝負はAIに指示を送る前に決まっていると。

使ってる道具は10個ぶん違うのに、結論だけ同じところに着いてました。

丸投げできる仕事と、できない仕事

実際にやってみて、線ははっきりしてます。

渡せる渡せない
調べる誰に売るかを決める
書く・作る実際に会って話す
直す・整えるこれでいい、と決める
数える・並べる責任を取る

右側は、たぶんずっと人間の仕事です。営業の話を書いたときも同じ結論になりました。誰に売るかを決めるのと、最後に人と会うのは機械にはできない。

そのあいだを全部渡す。それが俺のやってる丸投げです。

思考力は、たしかに使い方が変わった

最後に、いちばん言われてる心配について。

丸投げすると思考力が落ちる。これ、半分当たってると思います。

どう作るかを考える力は、たぶん落ちてます。手順を自分で組み立てる機会が減ったので。

その代わり、別のところを使うようになりました。

  1. そもそも何を作るのか
  2. これは本当に正しいのか
  3. これで世に出していいのか

正直、こっちのほうがしんどいです。

作業をしてる時間って、手を動かしてるぶん仕事してる感があるんですよ。疲れるけど、気持ちは楽です。

判断だけが残ると、その逃げ場が無くなります。

丸投げは、怠けではなかった

まとめます。

AIに丸投げするな、という話は半分正しいです。判断まで渡したら終わりなので。

ただ、作業を渡すことまで止める必要はないと思ってます。

渡した分だけ、疑う仕事が返ってきます。だから楽にはならない。楽にはならないけど、進む量が変わります。

俺が1人で会社の仕事を回せるようになったのは、そこだけです。特別な技を10個覚えたからじゃないです。

・・・

もし今、AIに任せるのが怖くて全部自分でやってる人がいたら。

いきなり全部じゃなくていいので、調べものを1つだけ渡してみてください。そして出てきた答えを、そのまま使わずに1回疑ってみる。

それだけで、丸投げの意味が変わると思います。

ではまた!!

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