フォーム営業は違法なのか|9,000件送る側が決めている3つの線

フォーム営業は違法なのか。月9,000件送る側が決めている3つの線を営業27年の経験から書いた記事のサムネイル

どうも〜さとあつです😄

フォーム営業 違法、で検索してみてください。上から順にこう並びます。

フォーム営業は違法ではありません

で、書いてるのはだいたい、フォーム営業のツールか営業代行を売ってる会社です。

・・・

俺もその一人です。

だから今日は結論だけ置いて終わりにはしません。法律のどこにそう書いてあるのかと、月9,000件送れる仕組みを作った側が自分にどんな線を引いているのかまで書きます。

フォーム営業は違法なのか、俺の答え

違法だとは全く思っていないです。

そんなことを言い出したら、世の中の営業は全部できなくなります。

いきなり電話をかける。メールを送る。封筒を送る。ポストにチラシを入れる。

どれも受け手には関係ない話ですよね。迷惑といえば迷惑でしょう。

それは営業をやってきた人間として分かります。好まれないことをしている自覚はあります。

ただ、それでもやります。

それでも営業がなくならない理由

なくならないのは、必要だからです。

受ける側だって、タイミングが合えば助かることがあります。ちょうど探していた。ちょうど困っていた。その1通が役に立つことは実際にあります。

そしてもうひとつ。

営業をしないと、知られない。

うちみたいな零細企業は、どれだけ良い商品を作っても知ってもらわないと存在していないのと同じです。

待っていれば見つけてもらえるというのは、すでに名前が知られている会社の話なんですよ。

だから送ります。線を引いた上で。

法律はフォーム営業のどこに線を引いているのか

ここからは条文の話です。俺は弁護士じゃないので、細かい判断が要る場面は専門家に確認してください。それでも送る側なら知っておいたほうがいい線があります。

関係してくるのは特定電子メール法です。正式には、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律といいます。

法律が言っていること中身
原則広告や宣伝のメールを送るには、受け取る人の事前の承諾が要る(オプトイン)
例外ホームページで公表している団体、または営業を営む個人のアドレス宛なら承諾は要らない(3条1項4号)
例外が消えるときそのアドレスと並べて、送信を拒否する旨が書かれている場合
表示すること送信者の名称・住所・連絡先・受信拒否の通知先を出す(4条)

大事なのは2段目です。

会社がホームページに載せている連絡先は、承諾なしで送っていい側に入っています。法人相手の営業を、法律のほうが最初から想定しているわけです。

なので、違法ではありませんという結論そのものは間違ってないです。ただ、その根拠まで書いてある記事がほとんど無い。だから胡散臭く見えるんだと思います。

ひとつ補足しておくと、問い合わせフォームに入力して送る行為そのものはメールを送る行為とは別なので、この法律がそのまま当てはまるのかという議論はあります。ただ相手の受信箱に届く点は同じです。だったら厳しいほうの線を見ておけばいい。俺はそう考えてます。

そして4段目。名乗れ、と書いてあります。

・・・

これ、俺が自分で決めていたことと同じでした。

送信するときに俺が決めている3つの線

先に3つ並べます。

  1. 誰が送っているかを隠さない
  2. 同じ会社に、一定の期間は送らない
  3. うちの客になりうる会社にだけ送る

1つずつ書きます。

1. 誰が送っているかを隠さない

会社名も担当も連絡先も出します。ここを隠して送る理由が無いです。

隠さないと送れない内容なら、そもそも送るのをやめたほうがいい。俺はそう思ってます。

作ってるツールのほうも、送り主をぼかす作りにはしていないです。相手の会社から見て誰から来たのかが分かる形で届ける。そこは最初から変えてないところです。

2. 同じ会社に、一定の期間は送らない

反応が無かった会社に翌日また送る。これがいちばん嫌われます。

なので一度送った会社には、設定した日数のあいだ送らないガードを機能として付けました。

うっかり二重で送る事故は、じつは人がやっているほうが起きます。誰がどこまで送ったか、頭とスプレッドシートでは管理しきれないんですよ。

3. うちの客になりうる会社にだけ送る

東京都の製造業9,000社、みたいな送り方はしないです。

業種とエリアと規模を決めて、うちの商品を買う可能性があるかで精査してから送ります。

関係ない会社に送るのは、相手にとって迷惑なだけじゃなくて、こっちにとっても意味がないので。

フォーム営業で送る側が引いている3つの線と、特定電子メール法が引いている線が重なっていることを表した図
↑ 自分で決めていた線と、条文の線がほぼ同じところにあった。

・・・

この3つ、条文を読み直したらほぼ同じところに線が引いてありました。

27年やってきて手が覚えていたことが、たまたま法律と一致していた。というより順番は逆で、みんなが嫌がることを法律にした結果、営業をやってきた人間の肌感覚と重なったんだと思います。

営業で怒られた回数は数え切れない

正直な話を書きます。

俺は営業で、数え切れないほど怒られてきました(笑)

19歳で電話帳を上から順にかけていた頃から、ずっとです。

ただ。

LeadQUESTで送るようになってから、怒られたことは無いです。

ゼロです。これは自分でも意外でした。

なんでだろうと考えてみたんですけど、たぶん、開けるタイミングを相手が選べるからじゃないかと思ってます。

飛び込みこっちの都合で玄関を開ける相手は今この瞬間に対応させられる
電話相手の部屋でこっちの都合で鳴る作業を止めさせてから話が始まる
フォームポストに入れておくだけ読むかどうかも、いつ読むかも相手が決める

同じ営業でも、ここは結構ちがうなと思いました。

もちろん、フォームなら何を送ってもいいという話じゃないです。中身が的外れなら、ポストに入れられたチラシと同じ扱いになるだけなので。

そこはアポが取れる営業文とはのほうに書きました。

迷惑だと言われるのが怖くて、営業をやめるのか

最後に。

営業は好まれない仕事です。それはたぶん、これからも変わらないと思います。

でも、それが怖くて送るのをやめたら、うちみたいな会社は誰にも知られないまま終わります。

良いものを作ったのに、誰も知らないまま終わる。そっちのほうが俺は嫌です。

だから線を引いて、名乗って、続けます。

・・・

もし今フォーム営業をやろうか迷っている人がいたら、違法かどうかのところで止まらないでほしいです。止まる場所はそこじゃないので。

自分がどこに線を引くか。先にそれだけ決めてから送ってください。

営業の原理原則を、7章の教科書にまとめました

誰に送るか、何を書くか、返信が来たらどうするか。新規開拓の全体像を無料で公開しています。売り込みは入れていません。

営業の教科書を読む

ではまた!!

\ 最新情報をチェック /