フォーム営業の送信成功率|リスト次第で16%にも74%にもなる実測

フォーム営業の成功率はリスト次第で16%から74%まで振れることを、2万件の実測データで書いた記事のサムネイル

どうも〜さとあつです😄

フォーム営業のツールを調べると、だいたいこう書いてあります。

送信成功率 60〜80%

いい数字ですよね。

で、俺もこの手のツールを作って売ってる側の人間です。だから本当は黙ってたほうがいいんですけど。

・・・

その数字、分母を見ないと意味がないです。

先に断っておくと、今日書くのは送信成功率の話です。送った文面に何%返信が来るかという反応率とは、別の数字なので混ぜないでください。返信が来るかどうかの話はこっちの記事に書きました。

今日は、そもそも1通目が相手に届いているのかという、もっと手前の話です。

送信成功率は、同じ仕組みでも16%から74%まで振れた

うちのシステムで実際に送った記録を、全部数え直してみました。

送信ログが約2万件。それに加えて、失敗したページを1件ずつ人間の目で開き直して、550社ぶん検査しました。2026年の6月から8月にかけての実測です。

そしたら、こうなりました。

16%
あるリストでの成功率
74%
別のリストでの成功率

同じシステムです。同じ送り方です。

それでも、送る相手のリストが変わるだけで4倍以上ひらきました。

つまり送信成功率という数字は、ツールの性能を表してるとは限らないんですよ。どのリストで測ったかで、どうにでも書けてしまう。

フォーム営業が失敗する理由を、全部数えてみた

なんでそんなに振れるのか。理由を知りたくて、失敗した記録を種類ごとに分類しました。

1,000社に送ったときの内訳が、これです。

送れなかった理由件数ざっくり言うと
送信が完了しない373件入力まではできたのに、最後の送信が通らない
そもそもフォームが無い162件問い合わせフォームを置いていない会社
どの欄に何を書くか判定できない135件欄の作りが特殊で読み取れない
ページが重すぎて時間切れ104件広告や解析ツールが動き続けて読み込みが終わらない
送信ボタンを見つけられない79件ボタンが画像やアイコンで、文字が無い

ここで意外だったのが1位です。

1位は、送信したつもりで送れていない

フォーム営業が失敗する理由って、フォームが無いからだと思ってました。

違いました。

いちばん多いのは、入力まではできたのに送信が完了していないやつです。失敗全体の40%がこれでした。

しかもこれ、画面の上では送ったように見えるんですよ。だから気づかない。

認証で止められているものもあれば、入力の不備と判定されて弾かれているものもある。理由はいろいろですが、共通してるのは1件も届いていないという点です。

フォーム営業で送信完了と表示されているのに、相手先には1件も届いていない状態
↑ 画面はこうなってるのに、相手には届いてない。これが一番多い。

フォームが無い会社は、本当に無い

次に、フォームが無いと記録された会社を疑いました。

うちのシステムが見つけられてないだけじゃないのか、と。

だから50社ぶん、人間の目でページを開いて確かめました。

結果、48社が本当にフォームを置いていませんでした。96%です。

電話番号だけ載せている会社。
メールアドレスのリンクだけの会社。
SNSのDMでどうぞ、という会社。

これ、ツールの問題じゃないです。

そもそもフォーム営業を受け取れる会社が、思っているより少ないという話でした。

決定打は、リストに入っているURLだった

いろいろ数えた中で、いちばん差がついたのがここです。

リストに入っているURLが、会社のトップページなのか、お問い合わせページなのか。

トップページのURLを持っている
1%
ほぼ届かない
お問い合わせページのURLを持っている
24%
24倍の差
同じシステムで、同じ文面です。リストに入っているURLの種類が違うだけ。

24倍です。

実際にやらかした例もあります。歯科医院のリストを949件用意して送ったんですが、成功率が10%まで沈みました。

原因を追ったら、トップページのURLがずらっと並んでいた。

ツールの調子が悪かったわけじゃないです。リストが悪かった。

だから、問い合わせページを自動で探す仕組みを作った

ここで、リストを直してくださいと言って終わるわけにはいかないんですよ。

だって、ふつうの会社が持ってるリストって、たいていトップページのURLなんです。名刺交換したとか、検索して出てきたとか。そういう集め方をしたら、そうなります。

お問い合わせページのURLを1件ずつ調べて集めるなんて、人手でやると日が暮れます。

だから、そこを機械にやらせることにしました。

会社のトップページのURLしかない。

AIがそのサイトの中を見て、問い合わせページがどこにあるかを探す。

見つけた問い合わせページ宛てに送る。

うちのシステムだと、この機能はURL補完という名前で入ってます。あと、企業の詳細を調べる機能のほうでも、事業内容や電話番号と一緒にフォームのURLを拾ってきます。

さっきの24倍という数字は、裏を返せば伸びしろでもあるんですよ。1%のままか、24%のほうに寄せられるか。そこを人間の手作業に任せない、というのが今の答えです。

問い合わせフォームを置いていない会社のサイト。電話番号とSNSへのリンクだけでフォーム営業を受け取れない
↑ こういうサイトには、どんなツールを使っても送れません。

ついでに、業界の通説がひとつ崩れました

この手のツールの話をすると、必ず出てくる話題があります。

最近のサイトは、あとからプログラムでフォームを組み立てるから自動送信は難しい。よく聞きますよね。

これも数えました。

フォームが無いと記録された90社を、5秒待ってから見直したんです。あとから出てくるなら、待てば現れるはずなので。

現れたのは1社でした。1.1%です。

・・・

思ってたより、ぜんぜん少なかったです。

大問題のように語られてるけど、少なくとも日本の中小企業のサイトでは、そこは主犯じゃなかった。通説と実測って、けっこう違うもんですね。

文面でも18ポイント差がついた

ちなみにリストだけじゃなく、文面でも差は出ます。

39%
文面A
21%
文面B

同じリストに、違う文面を送った結果です。18ポイント違いました。

ここも、ツールの性能とは別の話ですよね。

で、送信成功率という数字をどう見るか

まとめます。

送信成功率を左右してたのは、こういう順番でした。

効く順何が実測でついた差
1リストのURLの質24倍
2送り先の業種や会社の規模(フォームを置いているか)16%〜74%
3文面18ポイント

ツールの性能、という項目がここに入ってこないんですよ。

いや、もちろん性能は関係あります。うちも毎日直してます。ただ、それ以前のところで結果がほぼ決まってしまう。

だから送信成功率60〜80%という宣伝を見たら、こう聞いてみてほしいです。

それ、どのリストで測った数字ですか。

お問い合わせページのURLがきれいに揃った、フォームを置いている業種のリストで測れば、たぶん本当に70%くらい出ます。嘘じゃない。

でも、あなたが持ち込むリストで同じ数字が出るとは限らないです。

売ってる側がこれを書くのは、正直しんどい

最後に。

ここまで書いてきて、これ自分の首を絞めてるよなと思ってます(笑)

うちも同じツールを売ってるので。成功率が高いですよ、と言って売ったほうがラクなのは分かってます。

ただ、期待して買った人が、自分のリストで16%しか出なくてがっかりするほうが困るんですよ。それは俺のせいになるので。

だったら先に言っておいたほうがいい。

まず、自分のリストのURLがトップページばかりになってないかを見てください。そこが1%と24%の分かれ目です。

そのうえで、ツールを選ぶときはここを聞いてほしいです。問い合わせページのURLは自分で用意しないといけないのか、それとも探してくれるのか。

ここが分かれると、同じ成功率◯%でも意味がまったく変わります。

身も蓋もない話ですけど、実測がそう出たので仕方ないです(笑)

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