営業職はAIでなくなるのか|AIが営業するほど人間が要る理由

営業職はAIでなくなるのかを、営業27年でAI営業システムを作った本人が考えた記事のサムネイル

どうも〜さとあつです😄

前に、新規開拓の営業がつらいという話を書きました。機械に代われるところは代わってもらえばいい、と。

そう書くと、当然こうなりますよね。

じゃあ営業職って、そのうちなくなるの。

営業職はAIでなくなるのか、で検索してみた

調べてみたんですよ。出てくる答えはだいたい同じでした。

営業職そのものはなくなりません。
AIと人間が共存する時代になります。
人間にしかできない価値を磨きましょう。

・・・

いや、そうなんでしょうけど。

で、具体的にどこがどうなるんですかって話が、あんまり無いんですよ。安心させて終わってる感じがする。

俺の立場を先に言っておきます。

営業職はなくならない派です。

ただし、本当のところは分からないです。分からないまま、今そう思ってるという話をします。

実感として、文章はもうAIに渡った

今まさに営業をやってる人間としての体感を書きます。

まず文章。これはもうAIになってきてます。

提案文、メールの返し、フォームから送る営業文。このへんは実務でどんどんAI側に移ってます。俺自身、営業文をAIに作らせる仕組みを作って売ってる側なので、ここは断言できる。

マッキンゼーの推計だと、営業業務のうちAIで自動化できるのは15〜30%くらいだそうです。データ入力とか資料作成みたいな決まった作業が中心。

15〜30%
営業業務のうち自動化できる割合(マッキンゼー推計)
30〜35%
俺のシステムで自動送信が通る割合。残りは人が送る

右の数字は俺の実測です。自動でフォーム送信できるのは3割ちょっと。残りは人間が送らないと届きません。これは前に書いた通りで、まだ壁があります。

電話と対面は、まだAIだと弱い

じゃあ全部渡せるのかというと、今はまだ無理です。

電話。オンラインでの打ち合わせ。ここはまだAIだと弱いです。

話しててどこかぎこちない。間の取り方が変。想定してない方向に話が飛んだときに、ついてこられない。

だから今のところ、人と話す部分は人間が持ってます。

・・・

ただですね。

これ、2年後はどうなんだろうって思うんですよ💦

2年後、自分の分身が営業してるかもしれない

正直、そこまで遠くない未来にこうなると思ってます。

人間とほとんど見分けがつかない声と映像を、AIが作れるようになる。それで営業ができるようになる。

しかも、そのAIの元が自分なんです。

自分の顔で、自分の声で、自分の喋り方をする分身に営業をやらせる。今の技術の進み方を見てると、これは普通にありそうだなと思ってます。

そうなったら、確かに営業の人数は減るでしょうね。

ただし、それが効く営業と効かない営業がある

ここが分かれ目だと思ってます。

分身に任せられるのって、たぶんこういう営業です。

AIに渡せそうな営業渡しにくい営業
誰から買っても同じもの買う相手を選ぶもの
低単価金額が大きい
いつも買っている定期的なもの初めて買うもの
検討がいらないもの経営者の判断が必要なもの

決裁が誰でもよくて、単価が低くて、いつも買ってるもの。検討がいらないもの。このへんは分身で足りると思います。

でも俺が今やってるような、経営者に判断してもらう種類の商売はどうなんだろう。

ここが正直、まだ読めてないところです。

AIが作った自分そっくりの分身がオンライン画面越しに営業をしている、2年後に来るかもしれない未来
↑ こういうのは、そんなに遠くないと思ってます。

そもそも今、商品の品質に差が無くなってる

で、ここからが俺の言いたいことです。

いま世の中に出てるサービスとか物って、正直そんなに品質の差が無いんですよ。

もちろん最低限のレベルは超えてます。というか、超えてないと今は売れない。それはもう大前提になってる。

じゃあ、その大前提の上で何が差になってるか。

誰が売っているのか。
商品や経営者に、どれくらい知名度があるか。
そこにストーリーがあるか。

このへんなんですよね、実際に売ってて効いてるのは。

品質が横並びになった世界では、判断の基準が中身から人に移ってる。俺はそう感じてます。

AIが営業するほど、誰から買うかの差が消える

ここで、さっきの話とつながります。

もしみんながAIに営業させるようになったら、どうなるか。

営業のうまさが横並びになるんです。

誰の分身も、そこそこ上手にしゃべる。断られてもへこまない。24時間動く。文章も整ってる。

・・・

全員が同じレベルになったら、それはもう差じゃないですよね。

品質で差がつかなくなって、営業でも差がつかなくなる。

そうなったときに、最後に残るのは何なのか。

俺は、そこでやっと人間が要るんじゃないかと思ってるんです。

AIが増えるほど、人間が必要になるという逆

普通は逆に言われますよね。AIが増えたら人間が要らなくなる、って。

でも俺は、たぶん逆のことが起きると思ってます。

全部がAIになった世界って、どこも同じに見えるんですよ。同じ品質、同じ営業トーク、同じ提案。

そこで最後に選ばれるのは、この人から買いたいと思われた側です。

それを作れるのは、今のところ人間しかいない。

底上げは機械に。最後は人間に

まとめると、俺が思ってる形はこうです。

営業の底上げになる部分は、システムに任せる。リストを作る。情報を集める。文章を用意して、送る。ここは機械のほうが速いし、疲れないし、文句も言わない。

そのぶん空いた時間を、人間はどこに使うか。

最終ジャッジをもらう場面と、人間関係を作るところです。

AIに任せられない営業の場面。金額の大きい商談で経営者が最終判断をするところは人間が向き合う
↑ ここだけは、まだ渡す気になれないです。

この2つに全部の力を寄せる。そういう形になっていくんじゃないかなと思ってます。

だから俺は、営業職はなくならない派です。

ただし、今と同じ形では残らないと思う。人数も減るでしょうし、やることも変わる。

で、本当のところは分からない

ここまで書いておいてなんですけど。

2年後どうなってるかなんて、正直まったく分からんです(笑)

俺が営業を始めた1997年、机の上にパソコンは1台もありませんでした。あのころ、電話帳をめくりながら、いつか自分がAIに営業をやらせるなんて1ミリも思ってないです。

だから今の予想も、たぶん半分くらいは外れます。

それでも、品質で差がつかなくなった世界で最後に効くのは人だと思ってます。そこだけは、そんなに外してない気がするんですよね。

皆さんはどう思いますか。

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