日本語、難しすぎるだろ!日本語学習アプリを作って思い知った話

日本語、難しすぎるだろ!日本語学習アプリを作って思い知った話

どうも〜さとあつです😄

今、お客さんから受注した、日本語学習アプリってやつを作ってます。

当然なんですけど。

誰のお仕事なのかとか、その先生が長年作ってきた教材の中身とか。

その辺は、書けません。

ただね。

これ、作り始めて、改めて思いました。

日本語、難しすぎるだろ!!と(笑)

「行く」をアプリに教えようとして、固まった

いや、俺たち、毎日普通に使ってるじゃないですか。日本語。

行く、とか。

食べる、とか。

見る、とか。

考えなくても、口から出てくる。

でも、これを、外国の方に教えるアプリにしようとすると。

どの場面で使うの?

助詞は、に、なの? へ、なの?

て形は?

ない形は?

別の言い方でも、正解にするの?

・・・

・・・・・・・

無意識に使ってる日本語を、ぜんぶ、言葉とルールにして、システムに教えてあげないといけない。

これがね。なかなか、大変なんです(笑)

最初は、軽く考えてました

このアプリ、お客さんから最初に聞いてたのは、ざっくりこんな感じでした。

英語から、日本語の動詞を調べられる。

その動詞と一緒に使う、助詞のパターンが学べる。

動詞の活用が、確認できる。

なるほど、と。

正直、聞いた時は、データを用意して、検索できるようにすれば、形になるかなと思ってたんです。

英単語と日本語を、ペアで登録して。検索したら出てくる。そんなイメージで。

・・・甘かったです(笑)

まず、英語と日本語は、一対一じゃない

作り始めて、すぐ気づきました。

英語の単語ひとつに対して、日本語が、ひとつにビシッと決まるわけじゃない。

場面によって、いくつも言い方がある。

じゃあ、その複数の候補を、どう見せるのか。学習者が、違いをちゃんと分かるように、どう並べてあげるのか。

ただの英和辞典なら、訳をズラッと並べればいい。でも、これは学ぶためのアプリなんで。それじゃ足りないんですよ。

英語の動詞から複数の日本語候補・助詞・活用・例文へと展開するアプリ内部の流れ図

助詞ひとつで、ぜんぶ変わる

それから、助詞。

を、に、で、と。

日本人なら、なんとなく、どれを使うか分かるじゃないですか。考えなくても。

でも、システムは、教えてもらわないと分からない。

しかも、どの助詞を使うかで、文の意味も、自然さも変わってくる。

だから、動詞だけを単体で登録してもダメで。助詞との組み合わせで、ひとつの学習のかたまりとして扱わないといけない。

活用が、これまた多い

そして、活用。

ひとつの動詞に、辞書形、ます形、て形、た形、ない形・・・いろんな形がある。

これを、学習者が混乱しないように、どう整理して、どういう順番で見せるか。

考えることが、どんどん出てくるんです。

いちばん頭を抱えたのが、正解がひとつじゃないこと

で、いちばん悩んだのが、これ。

問題を出して、答え合わせをするとき。

正解が、ひとつだけとは限らないんですよ。

漢字で書いても、ひらがなで書いても正解。言い方が複数あって、どれも自然な日本語。

これを、コンピューターに、文字がピッタリ一致してるかどうかだけで判定させると。

ほんとは正解なのに、バツにしちゃう。

これじゃあ、学習者が、かわいそうですよね。

どこまでを正解として認めるのか。一個ずつ、決めていかないといけない。

結局、これなんですよ

ここまで書いてきて、思うんですけど。

これ全部、日本語の先生にとっては、当たり前の判断なんです。

長年教えてきた中で、感覚で、パッと分かる。

でも、システムにとっては、当たり前じゃない。

先生の頭の中にある、その経験と判断を。

ひとつずつ、言葉にして。

データにして。

画面にして。

そうやって初めて、学習アプリになる。

AIは、もちろん強い。でも

ここでも、相棒のClaude Code(コードを書いてくれるAI)は、めちゃくちゃ活躍してくれてます。

コードも書いてくれるし、画面も作ってくれる。日本語のデータの案だって、出してくれる。

ただね。

AIが出してきた日本語のデータが、教育の中身として本当に正しいか。学習者に、ちゃんと伝わる説明になってるか。

そこは、AIに任せきりには、できないんです。

AIって、けっこう、もっともらしい顔して、ちょっと違うことを言ってきたりする。日本語の細かいニュアンスなら、なおさら。

だから、そこは必ず、日本語のプロである、お客さんに確認してもらう。

先生に聞きながら、形にしていく

実際の進め方は、こんな感じで。

画面ができたら、お客さんに触ってもらう。

そうすると、出てくるんですよ。

ここは、ちょっと違う。

これは、こう見せたほうが、学習者には分かりやすい。

その一つひとつを聞いて、また直す。

そうやってると、ですね。

最初は、お客さんの頭の中にしかなかった、教え方が。少しずつ、目に見えるアプリの形に、なっていく。

日本語教師の頭の中の知識が、ヒアリング・仕様書・データを経てWebアプリの形になっていくイメージ

これがね、やってて、すごく面白いんです。

AIは、専門家を消すんじゃない

今回、作りながら、しみじみ感じてることがあって。

AIが進化したら、専門家はいらなくなる。そんな話、よく聞くじゃないですか。

でも、少なくとも今回は、まったく逆で。

日本語の先生が、長年かけて積み上げてきた知識。

それを、AIを使って整理して、アプリっていう形にして。

今まで、目の前の生徒さんにしか伝えられなかったものを、もっとたくさんの人に届けられるようにする。

AIは、専門家を消す道具じゃなくて。専門家の持ってるものを、広げる道具なんだなと。

先生の知識。

俺の、聞き出して、整理して、仕様に落とす役目。

そして、Claude Codeの開発力。

この3つが組み合わさって、はじめて、できてる感じがあります。

ひとつの動詞が辞書形・ます形・て形・ない形などに活用で枝分かれする学習イメージ

まだ、完成じゃない

って、ここまで偉そうに語ってますけど。

まだ、ぜんぜん完成じゃないです(笑)

お客さんに確認してもらって、直して、また触ってもらって。その繰り返しの真っ最中。

でも、この先に、外国の方が、日本語を学ぶのが、ちょっとでも楽しくなる。そんなアプリになったらいいなと思って、一個ずつ、作ってます。

ちなみに、この話。前にもブログで書いた話と、地続きなんですよ。

AIで誰でもアプリは作れる。でも、それで稼げるかは別の話

AIで作れるなら、自社でやればいいのでは? いや、それは違うんです

AIで、アプリの形は作れる。でも、本当に使えるものにするには、その道のプロの知識が、どうしても要る。

まさに、それを地でいってるなと、思いながら作ってます。

最後に

もし、これを読んでて。

自分も、長年やってきた専門知識とか、教材とか、研修の中身とか、診断のやり方とか。そういうのを持ってるんだけど。

紙のまま。

Excelのまま。

自分しか使えない。

毎回、同じ説明をしてる。

みたいな方がいたら。

その、頭の中にあるものを、アプリの形にできるかもしれません。

自分のノウハウも、アプリにできないかな、って思ったら、気軽に声かけてください😄

業務ツールの鬼

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